開発事例・導入事例

AIを用いた画像処理技術で映像から3Dの骨格データを推定

AIを用いた画像処理技術で映像から3Dの骨格データを推定AIを用いた画像処理技術で映像から3Dの骨格データを抽出
AIを用いた画像処理技術で映像から3Dの骨格データを推定

画像・映像解析AI「Casper(キャスパー)」で、専用のカメラを使わずに映像から3次元の骨格データを推定する機能を追加しました。

背景

近年、製造業界などでは少子高齢化による労働人口の変化や、退職などにより熟練者の減少が問題となっています。そのため技術の継承が求められるようになり、暗黙知となっているノウハウのマニュアル化などの取り組みが行われています。また、少量多品種の対応や複雑化した作業に伴い作業者の負荷の把握も重要になりました。そのため負荷計算を行う高度な分析に必要な3次元の骨格データが求められるようになりました。

特徴

AIを活用した画像処理技術で映像から3Dの骨格データの推定が可能です。この3D骨格推定機能は、ステレオカメラなどの専用の機材を使わなくても身体の動きや姿勢を正確に把握することができるため、作業者の関節の角度や姿勢の変化などから負荷の可視化が可能です。

活用例

身体の動きや姿勢を正確に把握することができるため、医療機関や介護施設、スポーツ分野で診断やトレーニングなどの用途で活用されています。また、建設業や農業などでは、作業者の姿勢を正確に把握することで、作業安全性を高めたり作業効率の向上に役立つことが可能です。今後も技術の進歩と共に、映像から3D骨格を推定するAIの活用範囲はさらに拡大することが期待されています。

 

導入時期:2022年8月~

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