開発事例・導入事例
映像内の状態変化を検知して在庫管理や異常の早期発見
画像・映像解析AI「Casper（キャスパー）」で、映像内で指定した範囲の状態変化を検知する機能を追加しました。
背景
小売店において商品の在庫管理は、保管スペースのコスト削減や適切な在庫補充による顧客満足度の向上につながる重要な業務です。顧客ニーズの変化や販売チャネルの多様化による複雑化した在庫管理を行うためには、自動化や省人化などの効率化が求められています。そこで、画像や映像の状態変化を検知する機能を追加しました。
特徴
AIを活用した画像処理技術で映像内の指定した範囲の状態変化を検知して通知可能です。対象となる画像は数枚でも学習可能なので、従来のAI開発のように大量のデータが用意できなくても開発可能です。また、範囲を変更するだけで検知対象を変えられるので再学習も必要ありません。
活用例
小売店での商品棚の変化から在庫の状況を把握したり、万引きの防止などが期待できます。例えば、商品が売り切れたり新しい商品が追加されたりしたことを検知し、スタッフにアラートを発信することでスムーズな在庫管理を行うことができます。また、商品棚において顧客が興味を持つ商品が移動した場合を検知し、スタッフにアラートを発信することで顧客サービスを向上させることができます。さらに、万引きのような不正行為を検知することで防止することも期待できます。
導入時期：2023年1月～